檜(ひのき)を用いた、木彫作品を制作しています。


ほとんどの作品が一木造り、彫刻刀のみの仕上げです。



檜の一木造りというかたちになったきっかけは、ある仏師の方のお手伝いをさせていただいた時のこと。

本来は捨ててしまうような木っ端(こっぱ)といわれる小さな木の固まりをいただきました。

持ち帰って、自分の小さな机の上でも彫れるような物をその木っ端で彫りました。小さなおたふくを 彫りました。


その時から 檜を用いて、その固まりの中から彫れる彫刻を 一木造りで制作しています。





命があって この暮らしがあって、ものをつくることができるということ



小さな 心の質感 ひとつひとつを大切にしながら、これからも彫刻を続けていきたいと思っています。





                                           平山 紗代