S c u l p t u r e  2 0 1 9

ナゴリ

ナゴリのトキ

2019

幅108x奥行き65x高さ215mm

宮島のもみじ饅頭屋さん、博多屋にて常設展示



ナゴリ



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平家物語の壇ノ浦入水の場面


日本三景の一つとして知られる「安芸の宮島」
そこに鎮守する世界遺産である厳島神社。
平家からの信仰で有名で、平清盛により現在の海上に立つ大規模な社殿が整えられました。
その平清盛の正室である平時子(二位の尼)とその孫である安徳天皇。

平家物語では有名な場面の、二位の尼と安徳天皇の壇ノ浦入水の場面を彫刻にしました。
一説では二位の尼の亡骸が宮島の尼の洲(そこには二位殿灯篭が今も立っています)に漂着し、
その二位の尼を弔うために神泉寺が建てられました。
そのお寺で阿弥陀堂を立てて尼の木像を祀ったとされています。
そのお寺は時寺と呼ばれ(二位の尼は時子)、江戸時代には昼と夜に宮島の街に鐘をつき、時を報じていました。
宮島に井戸を掘り起こし、杓子を島の産業に発展させた誓真(せいしん)は、ここを生活の拠点として修行を続けました。
明治維新後、この寺は廃寺となり、尼の木像は光明院に移され、今は宮島歴史民俗資料館に保存されています。





宮島の老舗もみじ饅頭屋さんの博多屋さん、そこに代々伝わる流木があり、
その流木の上部に、二位の尼と安徳天皇の彫刻を取り付けさせていただきました。
二位殿灯篭が目の前にある博多屋さんに、素敵なアマノステラスという空間が現れました。
たくさんの人が行き交うこの場所で、たくさんの人に見てもらえますように。



「私は、宮島を望む対岸の宮島口で生まれ育ちました。

同じ景色を、平清盛や二位の尼、安徳天皇も見ていたのだと思うと、とても感慨深いものがあります。
平家物語では有名なこの場面も、彫刻にするとどこか柔らかい表情を見せてくれました。

穏やかな瀬戸内海に浮かぶ宮島、その景色に自然と手を合わせます。
宮島を想う、それと同じような気持ちで
ひと彫りひと彫り、祈るように彫らせていただきました。

人のような、神のような、龍のように。

この彫刻がここ宮島で、長い時を重ねていってくれることを
心から嬉しく想います。」






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